心と体

今日はひさびさの雨です。

そんな中今日は、治療室から「心と体」について少しお話しいたします。

 

日々の臨床で感じるのですが、心と体は実に密接に関わりがあります。

体の不調があるので心が病んでくる。心が病んでしまっているので体の回復も遅くなる。逆に言えば、体調が良いと心も晴れ晴れする。心(精神)が充実していれば病になりにくいし、病になってしまっても治りが早い。

 

東洋医学では心と体の関係性は切っても切り離せない表裏一体という考えなので、その考えに沿った治療を施すのですが、西洋医学では病気は病気としてしか見ない事が多くなかなか心の状態までは把握せず薬などの処置にとどまる事が多いと思います。

 

西洋医学は必ず必要ですし、東洋医学で全ての病が治るわけではありません。しかし西洋医学に東洋医学を組み合わせればもっと、心と体のバランスが取れて良い状態になると思います!!

 

実際にアメリカ軍の兵士の話なのですが日々の訓練や、戦場に行って任務を遂行した方達がうつ病や精神疾患を患ってしまい、その兵士に対して鍼灸治療を持続的にやって荒廃してしまった精神と肉体を治療するという事がされていてとても有効性があるようです。

 

心の病に入っていき、弱った体にも治療する。この2つを連動して対応できる東洋医学の治療は現代社会特有の病にとても力を発揮できると思います!!